柔道整復師として生き残りのためにできることは?

2018年には個人経営を中心に100件近い倒産があったという柔道整復師業界。
この厳しい状況は、まだしばらく続くと考えます。
自分の周りの整骨院も少しずつ淘汰されています。
では、整骨院が生き残るためには、今、何が必要なのででしょうか。
柔道整復師としての技術を高めるということはもちろん必要ですが、もうそれだけでは難しい時代です。
整骨院が生き残るための戦略について、利用者である私なりに考察しました。
柔道整復師の生き残りの方向性は
端的に言うと、生き残りの戦略としては次の2つしかないのではないでしょうか。


柔道整復師以外にも幅広く、新たな専門技術を身につけること
整骨院を使う場合は、肩こりや腰痛、捻挫、スポーツによる故障などが中心です。
今稼げている柔道整復師のほとんどは、そこに特化した専門技術を持っており、それを売りにしている人がほとんどで、保険適用の療養費だけに頼らず、 自費による施術を中心に稼いでいるということです。
柔道整復だけの特に特徴のない治療院で、あまり効果を感じられないようだと、やはり次から行かないことが多いのです。
そういう治療院が淘汰されて行くのを何度も見てきました。
専門技術とは
専門技術は鍼灸を除くと、次のようなものです。
- 整体・カイロプラクティック・指圧
- 骨格矯正 (猫背、骨盤、小顔など)
- 各種マッサージによる悩みの解消
- スポーツに特化した施術
稼ぐためには、 何らかの「売り」が必要になるのです。
ですので、これからは「売り」となる技術を身につけていく必要があります。
とはいえ、あまり多くのお金をかけてしまっては本末転倒です。
本格的な技術習得となると、時間と費用もかかるので、あまり費用がかからず、知識と技術の幅を少しずつ広げるような方法を選んで学んでいくと良いと思います。
おすすめのスキルアップの方向性は?

自分の住む地域の整骨院では、夕方の時間帯はスポーツで何らかの故障をした中学生から大学生の患者が非常に多い状況です。
スポーツをする子供は大変多く、また、子供のスポーツでの故障に対しては、親も積極的にお金を出します。
スポーツ治療に関する評判が良くなれば、口コミなどで継続的に患者が来ると予想できます。
スポーツについて学ぶ
実は、「スポーツトレーナー」は、民間資格はあるものの、特に資格がなくても名乗ることができます。
基本的には、柔道整復師の国家資格があるのですから、自分なりに一定の勉強をして「スポーツに特化した施術をしている」と標榜するのもありです。
スポーツに関する医学や治療、栄養やリハビリなどに関する本を少しずつ読み、治療と指導に活かしていくのも良いかと思います。
故障していても運動を続けなければならない、という患者さんは非常に多いと思いますので、キネシオテープを使ったテーピングを勉強し、患者さんに使い方を指導することなども、有効だと思います。
こういった知識を本だけでで勉強するのはきつい、という場合には次のような動画を使ったオンラインセミナーなどもよいかと思います。
本気でスポーツ医学と運動器診療を学びたい人のためのOnline Salonで、通常会員は月額3,000円で、1週間1円でのお試しもあるようです。
スポーツ・運動器に関わる全ての人たちの出会いの場 オンラインセミナー encounter
↓こちらの方が立ち上げたOnline Salonのようです。
紹介いただきました。#スポーツ医学検定@spomed_4athlete
— 岩本航 @スポーツ整形外科医 (@wataru_iwa) January 26, 2020
3つの”en”を大切に。スポーツドクターが「スポーツ人の繋がり」を作る理由。|スポーツ医学検定機構3つの”en”を大切に。スポーツドクターが「スポーツ人の繋がり」を作る理由。|スポーツ医学検定機構 https://t.co/kjt3OQOXYe
Web 上で発信する
今の60代までの一般の患者は、当たり前にインターネットで検索して治療院を選びます。
当然ですが、一定のホームページを用意しておくことは必須です。
特に、上記のような専門技術を売りにするのであれば、それをホームページにしっかりと掲載していく必要があります。
「ここの治療院は、スポーツの故障に強いんだ」 と分かれば、子供や自分が故障した時にやってくるはずです。
ホームページはどうやって作る?

正直なところ、ホームページの外注はお勧めしません。
ホームページの外注には大変お金がかかります。
もし、最初だけ格安で作れたとしても、手直しや追加だけで、高額な費用がかかるのです。
よほど信頼できるところ以外、外注はおすすめしません。
自分で作るのが一番ですが、お金をかけないのであれば、お友達に頼むなどしてペラサイト(1ページから数ページのサイト)を作ってもらうのがいいかもしれません。
安いサーバー(ロリポップのような)を借りて、独自ドメインを取ってホームページを作るのであれば、初期費用は1500円ぐらいかかりますが、サーバー代とドメイン代合わせても年間3,000〜5,000円ほどで済んでしまいます。
ちょっとそれはハードルが高い、という方には、ペラサイトなら無料で、それも自分で簡単に作れるというサービスもあるので、そちらを試してみるのもいいかもしれません。
たとえばこんなサービスがあります。

「ペライチ」を使った柔整サイトの事例
上記のペライチを使ったweb上での発信事例が掲載されています。


インタビューの方を読むとわかると思いますが、「ペライチ」というサービスは、検索サイトで上位表示する力(SEO)が強く、作ってすぐに検索で上位表示されやすい、という特徴があります。

競合の少ないキーワードで勝負すると、1枚切りのペラサイトなのに即日で1位になったりします。
キーワードの考え方はweb上で調べてみてください、
ペライチはこういったサービスの中では本当に強いです。
また、初心者でも結構苦労はするものの、直感的にサイトを作成することができます。
無料ですし、おススメです。
私も使っています。
私もライバルのやや強いキ-ワードでサイトを作りましたが、翌日から検索1ページ目に表示されました。
ただし私の場合は、サーチコンソールというツールに登録してその日にグーグルに認識させたので、特に早かったということありますが、それでも新規のドメインだとこんなことはまずないので、本当に驚きでした。
また、ページを増やすにしても、1ページだけ増やすのなら月300円で済みますし、月額980円で3ページになるライトプランもあります。

コンテンツを充実させる
ホームページについては、本当は先ほど書いたペラサイトよりも、コンテンツがより充実したものが望ましいのは言うまでもありません。
患者の目線に立った役立つ内容を掲載していくことで、徐々に検索順位も上がり、より多くの患者さんに来てもらうようになることが期待できるからです。
Googleは、ユーザーに役立つコンテンツを重視するので、自分のところの治療の売りだけでなく、患者さんの悩みに答えていくような内容で、どんどん更新するようなサイトにして行くと良い評価が得られ、検索順位が上がるのです。
医者の友人で、自分でホームページを作っている奴がいますが、ある手術をキーワードに検索すると常にGoogle で2位か3位です。
ホームページの作りこそそんなに上手なものではありませんが、患者の悩みに答えるようなコンテンツをどんどん充実させているために検索順位が高くなっているのです。
可能であれば、 Web 上で SEO 対策について勉強してみるのもいいと思います。
私が利用者の立場として提案できる生き残り戦略は以上です。
ご健闘をお祈りします。